金持ち父さん 貧乏父さんという本がある。この本を読んだ時、正直他人事でした。サラリーマンどっぷりの私が、お金を借りてキャッシュフローを回すことなんて別世界の話だと思ってた。第一歩を踏み出すまでは・・・
不動産投資へのイメージ
最近は電話営業もめっきり減ったように思うのは、私の職場移転が多くなってきたからだろうか。昔はよく不動産投資系の電話営業があった。そもそも、会社事務所での電話は新人が取る最初の関門。どのように大事な電話かどうかを見極め、どうでもよい電話をさっさと切るか。
そう、私にとって、不動産投資とは電話営業そのもの。
また実際にそういう話に乗ってよかったという話も聞かない。サラリーマンにとって、不動産投資とは、迷惑な詐欺電話というイメージでしかない。
沸き起こる疑問
さて、そんな電話営業にどのように対応するか。時には話を聞くこともある。そして一番浮かんでくる疑問がこれ
- 電話営業は労力である
- 労せず儲かる方法がある
この2つは矛盾している。労せず儲かる、ならば、電話営業という労力は不要なはず。
今も昔も「電話営業が進める案件は全て危ない」というのは変わらない
一歩を踏み出す
電話営業でしか出会ったことのない不動産投資。
一歩を踏み出すきっかけは友人だ。友人が不動産投資をやっていた。儲かるか儲からないかよりも比較的身近な友人がそういうことやってることに不思議な気持ちが湧いた。
初めて聞いたのは3年くらい前だった。正直に2つの感情が入り混じっていた。
- こいつ大丈夫か?
- でも興味あるな!
「こいつ大丈夫か」というのが強かった。もしダメな話なら1年もたてば「その話に触れないでくれ」となるに違いない。ニヤニヤしながら状況を見守っていた。
1年後、そいつの運用は順調な様子。キャッシュフローを見せたがって来たが、そんなプライベートを見せられても反応に困るというもの。ただ、うまくやってるムードは十分伝わった。
その間、私は何を実行することもない。ただ知識は欲しいと、ビジネス書は可能な範囲で読むようにしている。その中には『金持ち父さん 貧乏父さん』といった本もあった。
金持ち父さんと貧乏父さんの違い、それは、お金の使い方の違い。そんなお話だ。でもサラリーマンやってる身として、どこか他人事。知識としてはわかったけど別世界の話、という感想だった。
さて更に1年後、その友人は更に投資を増やしたようだ。引き続き運用も順調にこなしているようだ。今度は「借金1億以上になっちゃったよ」とか言い出しててね。「それは大変だね」となるよね。
その時の一言 「でもキャッシュフローはプラスだよ」
まるで、『金持ち父さん、貧乏父さん』の『貧乏父』役をやってる気分だ。読んだことがある人ならわかってもらえるだろう。もしまだの方いたら読んでみたうえで想像してほしい。
「なんだろう、この虚しさ、負け組感覚・・・」そして一歩を踏み出した。
サラリーマンという肩書は最強だった
結局私は今、友人の紹介で区分マンション投資をしている。
このビジネスモデルのカラクリ、実はこの手の不動産投資は「労働せずに儲かる」わけではない。「現状の労働をしながら儲ける」話なのだ。サラリーマンという肩書が最強なのだ。
つまり、このビジネスモデルは、一定年収以上のサラリーマンしかできない。誰でもできるわけではないのだ。
まず不動産会社側にも資本限界があり、無尽蔵に不動産を購入できない。 不動産購入の資金が必要なのだ。そこでターゲットになるのが『サラリーマンというステータスで借りることができる投資用ローン』である。体験済みだが、これは驚くほど簡単に借りることができるのだ。
ローンは年収の約10倍程度できるようだ。年収500万なら、約5000万円のローンが組める。
実際に体験してみてわかった。サラリーマンというステータスだけで「こんなにもローンが簡単に組めるのか」ということを。
このローン資金、これこそがビジネスモデルの根幹なのだ。
不動産投資のキャッシュフローをプラスにできるか
ここで、「金持ち父さん、貧乏父さん」の話に戻ってくる。この本は総じて「キャッシュフローを回し、プラスにせよ。」である。
不動産投資の失敗例は、いくつかのリスクやダマしによって、キャッシュフローをプラスにできず、徐々に資産体力を奪っていく詐欺手法なのだ。
信頼できる不動産投資会社にどうやって出会うか
不動産投資を進めるなら、以下2択だろう。
- 自分でリスクと向き合い、詐欺を回避しつつ自分で頑張るか、
- 信頼できる不動産投資会社と組むか
さて、どうやって「信頼できる会社」に出会おうか。
- 説明会は多数あり!自分の脚で探してみる!
- うまく運用している人の不動産会社を紹介してもらう!
自分で探しだす信頼できる不動産投資会社となると、「資金を出す自分自身が投資戦略を信頼でき、適切な物件情報を保有・提供できる会社」となる。
色んな会社の投資戦略を聞いて、信頼できそうな会社と付き合うのがいい。ただ、騙されないように知識・精神ともに準備し臨む必要がある。
あるいは、キッカケとしてうまく運用している人の会社の話を聞いてみるという手もある。
一歩を踏み出す勇気
カラクリの根幹にあるサラリーマンならではのローン資金。これをうまく活用できるチャンスがそこにある。その第一歩が目の前にある。
「第一歩」を踏み出せばキャッシュフローは回すチャンスが生まれる。興味があれば、まずは「第一歩」を踏み出そう。
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