こんにちは、私はIT系企業でサラリーマンやってますが、この業界にいると、結構な確率で炎上プロジェクトに巻き込まれて 大変な思いをする人の話があります。皆は巻き込まれたとき、どう対処してますか?
転職童貞の妄想
この記事は、転職童貞、っていうパワーワードに出会って、このワードを使ってみたくて書き始めました(笑
ブログやTwitterでは、そういう世界から解放されるべく、 転職という選択肢やフリーランスという新たな挑戦に奮闘されている方を多く見かけます。そういう方は新たな挑戦でより良い収入と有意義な時間を過ごされているようです。あぁ、羨ましい。
私、転職童貞だし、よくわからんのですが、
「初めてって、その、、、どうでしたか?」
40歳や50歳になった時点で「ヘッドハントされるような実績がない時点で、もうどうしようもないよ」
なぜ「転職童貞」が日本中に溢れているのか?【田端信太郎×北野唯我】
ふっ、、40歳の私には、パンチがきつい。もう、転職童貞を捨てるチャンスはないだろうな。だから、私には転職は語れない。ならば、転職童貞側として逆を語らせてください。
転職童貞とは現職をめげずに頑張った勲章
さて、IT業界で働けば、それなりに酷いプロジェクトや、そうなりかねないものもありました。
それでも、何とか転職といった選択をせず粘っている。そう、私は転職童貞w
でも、未だに転職童貞であるというのはどういうこと何だろう。
それは、数々の苦難を、私なりに乗り越えてきているということ。これ自体は誇ってもよいこと。つまり、転職童貞であることは、めげなかったという勲章。
よくいえば「一途」に頑張ったのだ。このご時世で珍しいことでしょ?貴重でしょ?
もちろん、ムリ・ムチャな推奨はできません。ブラックで理不尽な環境だったら逃げてください。追い込まれると難しい判断ができなくなりますので。でも乗り越えられる苦難なら成長の糧にできます。一途に尽くして大人になる。
そういうことで、今まで転職をせずに数々の苦難・危機をどうやって乗り越えてきたのかを振り返りが誰かの役に立てるかもしれません。良ければ読んでみてください。
炎上プロジェクトに対して
転職の多くの方が、炎上案件が我慢できなくなったり、会社がブラックだったり理不尽に耐えられなくなったり、、、そういうことですよね。
IT業界の場合、炎上案件での転職・退職のケースが多いのではないでしょうか。ということで、炎上案件をベースでの私の振舞い、自分ルールをまとめてみました。
炎上案件とは、難航中のプロジェクトのことで、なぜ難航するかは、色んな要因はあります。
今回は、私の体験したケースで要因整理と対策を書きました。
※あくまで個人のケースです。
- 自チームの問題のケース=QCDの問題
- Quality = 品質 = テストでバグが一向に収束しない
- テストでバグを発見という発想の時点で負け組。
- 開始当初から参加できる場合は、ちゃんと設計しておきましょう。
- テストでバグが収束しないときは、以下2種に切り分けて割り切った対応を行う。
- 該当プロジェクトの新規機能でバグが収束しない
- 【対策】他人の担当を奪い取って自分でプロジェクトの都合に合わせてリライト
- 過去の遺産に手を加えたら、バグが収束しない
- 【対策】そっと手を入れていないバージョンに戻す。そして、ラッピング技術やバイパスを考えた追加機能を設計して、機能追加で対応する。(わけわからんものをイジるからいかんのだ。。。わけわからんものはイジっちゃダメ)
- 該当プロジェクトの新規機能でバグが収束しない
- Cost = コスト = 赤字は許さんが、仕事しろ。
- 【対策】
- 上司は無視して残業でカバー。赤字で起こられるのは上司であり、自分ではないので、この対応でよい。
- それでもどうしようもない場合は、転職サイトへ登録。
- 【対策】
- Delivery = 納期・スケジュール = マスタースケジュールの変更は許さん。
- このままじゃ遅れる、ヤバイ、という嗅覚が重要。私は比較的早めに気づくことができるタイプ。マイルストーン管理をしていれば多くは気づける。
- 【対策】どんなプロジェクト、どんなプロマネの下でも、自分独自のマイルストーン管理をしておき、遅延嗅覚を強化しておく。気づいたら時点で、プロマネを懐柔して、クリティカルパス上での個人プレーを容認させる。自ら現場を懐柔、もしくは自分もバリ働いてリカバリ。自責のない領域は、領域責任者に擦り付ける。
- このままじゃ遅れる、ヤバイ、という嗅覚が重要。私は比較的早めに気づくことができるタイプ。マイルストーン管理をしていれば多くは気づける。
- Quality = 品質 = テストでバグが一向に収束しない
- 他チームの問題
- 問題となるのは非協力的な態度であることが多い。他人事など。大抵の場合、人間関係的な意味での好き・嫌いが絡んでいる。
- 【対策】好きとか嫌いとかは上の人たちでやっておいてもらい、現場レベルだけでも協力できる間柄を作っておく。政治的理由に左右されないようにしておくことが大切。
- 問題となるのは非協力的な態度であることが多い。他人事など。大抵の場合、人間関係的な意味での好き・嫌いが絡んでいる。
- 顧客の問題
- 理不尽。こいつらヤクザなんじゃないか?
- 【対策】ヤクザだと割り切って以下のように対応
- ひたすら下手に出る。とにかく下手に。
- 相手はヤクザだ。むやみに謝罪はしない。謝るときは、本当に自分が悪い時だけにしておくこと。謝罪をタテに更なる理不尽なことを言われるのが落ち。
- 時には言うべきことを言う。話が通じたらラッキー。腹の座っている人をヤクザは気に入ってくれるというオマケがつく可能性あり。
- つまり、筋を通せばいい。そういう相手なんだ。と思え。
- 【対策】ヤクザだと割り切って以下のように対応
- 理不尽。こいつらヤクザなんじゃないか?
- 立場の問題
- 部下が反抗的
- 【対策】
- プロジェクト的な問題解決はあきらめて、上司の同情を買っておく。
- これでプロジェクトが失敗しても上司がフォローしてくれる。
- さらに成功させてしまえば、余計に株があがる。
- 【対策】
- 上司と馬が合わない。
- 【対策】ひたすらおだてておきつつ、一方で現場の掌握に努める。
- 現場が使えない(色んな意味で)
- 自分で全部やる。自分でやってもできない場合は、ダメな理由もよく理解できているので、上司や顧客を誘導しスケジュールを確保または断念を勝ち取る。
- 大抵は、見積手法がドンブリなので、最新のツールやスキル・ノウハウを駆使すれば、時間の問題さえ片付けば大抵の規模はリカバリできる。
- 部下が反抗的
- 文化・制度の問題
- 物はできたのに、審査書類が通らない。
- 【対策】
- 作文力・捏造力を鍛える。初めはつらいが徐々に慣れる。公文書が霞が関文学で書かれるように、所属する部署の文学に慣れてくればこっちのもの。
- レガシーなソフトウェア工学、つまりウォーターフォール型開発を前提とした品質関連数値の予実管理と、常識的な分析能力は必要。分析を誤るとドツボにハマるので、ここはしっかりスキルアップしておく。
- 一昔前の品質審査チェックシートで攻め通してくる品質担当者には、最新アジャイルやスクラムでは違う、審査は無意味と割り切り適当にカマす。結構適当な発言なのにビビッて反論しないケースもある。今どきは違うんだと主張し反論することはやってみる価値はある。
- 【対策】
- 物はできたのに、審査書類が通らない。
火事に合わないようにするために
2択で考えました。
- その会社を辞めて、転職orフリーランス
- 自ら昇進する。
今回は、2について書きます。
だって、1については転職童貞として書きようがない・・・(そう、このパワーワード使いたいだけで書き始めたのだから・・・)
自ら昇進するということ
大抵、できないプロマネが意味不明なことして炎上させてる。
そんな奴にプロマネやらせるな、ってことだ。
IT業界では、プロジェクトの役割と組織のヒエラルキー構造が一致していると言われている。以下のような形だ。
プログラマ | 平社員 |
システムエンジニア | 主任・係長級 |
プロジェクトリーダ | 課長代理・課長級 |
プロジェクトマネージャ | 次長・部長級 |
上記ようなイメージ。つまり、しかるべき人が課長急に昇進してくれればいいんだ。
しかるべき人とか悩む必要はない。自らが昇進すればいい。他の人に期待するから炎上するのだ。自分の現場だけは炎上させない。それが現場にとってもハッピーだと思いませんか?
踊る大捜査線の、室井さんになりきるんだ。
時には、信念は捨てる。一方で現場を立てつつ、一方で上司にゴマをするんだ!
昇進レース
昇進レースに負けそう?
ライバルがいて、手ごわい、負けそうだという場合は、そいつが現場を大事にし、顧客や周辺チームとの 関係が良好にやっていけるやつかを見極めよう。
ライバルが、真に優秀で、こいつなら安心と思えるなら早々に譲ろう。優秀なやつと、昇進合戦を戦うなんんて、誰も得しない。不毛なだけ。1年ズラせばいい。
でも、もしライバルが、イケてないやつなら、、こいつが昇進したら、現場が炎上する確率が増えるのなら、全力で戦え。現場のために。可能な限り蹴落とせ。
昇進コースから外れたら?
昇進コースから外れてしまった。そんなこともあるだろう。何となく気づける話だ。
そうなったら、今度は、踊る大捜査線の青島側の立場だ。現場側だ。
信念を持て。室井さんのような人を担げ。現場は任せろ、室井さんは上に行ってくれ、そうやって希望の星を送り出せ。
あ、、青島さんとか室井さんとか、踊る大捜査線を知らなければ全く通じないネタじゃないか。若い人は知らないかもしれない。。。もう遅い、すみません。知らない人はググってください。
出世するためには?
出世するには、出世に必要なことを知っておく必要がある。
出世するためには、部門長から「次はあいつだな」と選ばれることが重要だ。そのためには知っておくべき、選ばれるためのテクニックは3つの要素と、3つのチートだ。
評価の3要素
- 成果
- 数字で語れる成果を出せ。時には数字をうまく使え。ただし絶対ウソはつくな。ウソではないけど自分の功績ではない数字を自分のことのように伝えろ。すべては現場のためだ。
- 能力
- スキル。これは実力そのもの。ズルはするな。スキルがない奴は昇進するな。ろくにスキルがないやつが昇進すると現場に迷惑がかかる。
- 情意(態度・人柄)
- これ一番プロジェクトマネジメントに重要。これがダメなやつは昇進するな。これがダメなヤツの下では、大抵プロジェクトもダメになる。
3つのチート=評価のゆがみ
- ハロー効果
- 光る功績があると他の功績もよく見え、悪行があると他の行いも悪く見えるという心理傾向。上司側の思い込みの一種
- 対策
- 『部門貢献度・評価の高いスキルを持つ』(これで他の行いも良くみえる)
- 『悪い結果は出さない』(良い行いが悪く評価されるリスクが低減する)
- 『悪い結果は必ずフォローする』(フォローは良い行為。悪行を功績に変換できる。)
- 中心化傾向
- 5段階評価で、5や1など極端な評価をつけにくい人間心理のこと。中心に寄せる傾向がある。
- 対策
- 自己評価は極端に良い評価にする。上司が中心に寄せる傾向にあるので、良いほうから寄せることになる。初めから悪い評価にしておくと、更に悪くされるかも。
- 寛大化傾向
- かわいい部下にはいい評価つけたくなる、という心理
- 対策
- 上司と仲良くする。報連相はチャンスと思え。かわいい部下になれ。
- 上司の上司、最終権限のある部門長にもかわいがられる努力を怠るな。部門長からの覚えがよいと上司評価が低くても評価があがる確率が高まる。
まとめ
炎上プロジェクト被害を避けるには
・会社をやめる
・自分が出世する
というのがいいよって話でした。
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