第139号案件「ゆうらホールディングス株式会社」
申込開始 | 2020年6月13日(土) 10:00 |
目標金額 | 8,000,000円 |
上限金額 | 30,000,000円 |
調達金額 | 6,300,000円 |
目標達成率 | 79% |
どんなビジネスか
解決したいこと
陶磁器産業の衰退
手段
- 職人さんからお客さままでをワンストップで繋ぐプラットフォーム
- 流通の手間を削減
- 双方の情報が往来し易い環境を創り
ビジネスモデルとターゲット
- オンライン、オフライン共に安定したサービスを提供するビジネスモデル
- 独自の企画力と営業力を活かして新たな職人さんや営業先を発掘する
- 様々な機関と連携し、日本の伝統文化を国内外に発信して市場を拡げる
今後の展望・目標
- ヨーロッパを始め海外にもショールームを展開
- 陶芸品のみならず、形ある様々な伝統的工芸品を流通させる基盤を築いていく
応援ポイント
職人という「人」を見ている
物の流通を問題にしているが、結局は「職人さん」のことを考えているということが伝わる。良いモノならば生き残って欲しい。仕組みの問題で生き残れないというのは勿体ない話なので、「匠ワンストップ」という仕組みの強化で元気になる職人がいるならば、応援の価値のある話。
ICT領域が弱いことを認識した募集
募集金額の用途は、「ECサイトの構築費」
ビジネスアピールについても、システム構築の部分は表現がピンときにくい。同社HPに行ってみるとサイトにも手作り感が漂う。
ICT領域に強いメンバがいないという感じ。ICT領域に強いメンバがいないのに「ECサイト構築」を目指す点は一抹の不安。QAでもツッコまれている
本件への回答として、東京都公社に相談・指導受けつつ、スマホネイティブで実装イメージも具体的なものをもって対応するということ。
- 弱点領域だから相談・指導を受けてる
- 実装イメージは持っている
ということでやれる限りやってるということ。
強化ポイントとしてECサイト構築が必要なのはわかる。弱点の強化にリソースを充てる点は、経営的に正しい判断ができてる証拠。顧問税理士もついて資金用途はうまく対応していそう。こういう経営は結構固い。応援の価値あり。
エンジェル税制適用
エンジェル税制優遇措置B適用が受けられます。節税目的にしたい人は注目。
QAのやりとり公開。全体的に前向き。
質問者は4名。実質は8個の質問に答えてます。
- コロナの影響はない。むしろコロナの影響で家で食事をするケースが増え陶磁器にもいい影響
- 市場悪化の件
- イベントや百貨店バイヤからの情報収集
- 量産品に対して
- 競合避けるためセグメントを40-60歳女性向けにしてターゲッティング
- 量産品にはできない温かみのあるデザインの提供
- 国内産地で安定化を図り、その後、海外製品も着目予定
- CTOの肩書を担当する方がITテクノロジの素人に見える件
- Tは、テクニカル領域で「陶磁器のプロ」を指し、他社にない強みとしている。
- ECサイト
- スマホネイティブを目指す
- 構築エンジニアは未決定、最初は東京都公社に相談・指導を受け外注予定
全体的には前向きな回答内容だったと感じる。CTOという言葉へのツッコミは、経歴をみても陶器のプロであることはわかるし質問者の方も「そういう理解だよね」という確認程度。システム領域はCIOという言葉で対応する企業もあるし違和感はない。
EC構築部分は懸念。良いエンジニアor良い外注先に当たるか。その点は、相談も受けながら慎重に対応している様子がうかがえる。スマホネイティブという考えや、参考すべき先行事例群を明確にしているので、要件定義・リファインメントを間違えなければ最低ラインはクリアできそう。
ならば、あとは募集金額が集まるかどうか。要注目です。
募集の結果は、残念ながら不成立
目標金額の79%まで達しつつも不成立で終了しました。投資家の視線は厳しかったようですね。市場の問題か、ビジネスモデルの問題か。
個人的には、ECサイト構築の募集だったことが苦しかったのかもと想像しています。ECサイトが既にあって、実際のサイトをベースに将来性が語れたら、魅力的だったのかもと感じました。
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