昨日は、話題作りのおまじない「木戸に立ち掛けせし衣食住」の話でした。このおまじないに出会って調べてみると、有名なので記事がたくさん出てきますね。そんな中、「逆に避けるべき話題」として「正宗の皿」というのがあることを知りましたので、そのお話でも。
社会人のタブー「政宗の皿」とは
政治・宗教・野球などの特定スポーツチーム・年収を意味する言葉で、社会人で話題にしてはいけない4大タブーのことです。以下となります。
政 | 政治 | 政党、国際情勢、外交、政治思想、治安、民族、人権、国防、社会保障、税金、歴史認識など |
宗 | 宗教 | 創価学会、幸福の科学、立正佼成会、天理教、顕正会、統一教会、カトリック、プロテスタントなど |
の | 野球 | 野球、サッカー・アメフト・バスケットボール・クリケットなど |
皿 | サラリー(給料) | 給与・年収など |
この4つを頭文字をとって「社会人のタブーな話題『政宗の皿』」ということで有名です。そういう話が大丈夫な関係でない限りは避けた方がよいです。気の置けないと思っていた友人でも忌み嫌う人はいます。要注意なのです。
これらは、
- 繊細でデリケートな話題
- プライド・イデオロギー・誇り・自尊心に直結する話題
- 敵・味方が分かれる話題
- 他人のプライバシーに踏み込む話題
うっかり話題にすると、言い争いになったり、知らずに傷つけたり、対立感情を生みだしたり、トラブルの原因になる可能性もあります。
話題に出すにしてもある程度相手の様子を見てから。しかし可能ならば避けた方がよい。「口は災いの元」「さわらぬ神に祟りなし」なのです。
友人が激怒!?
さて、ここからは「正宗の皿」を軽視していた私の失敗談。タブー話なのは知ってたが、ここまで嫌悪する人がいることは軽視していました。
年末年始には、忘年会や新年会ということで久しぶりの友人と話すことも多いですよね。高校や大学時代からの友人ともなると、懐かしく、ついつい色んな話題で盛り上がります。わざわざ話題作りも考えずに盛り上がれる仲間というのはありがたいものです。
盛り上がる分には楽しい飲み会ですが、、、
かつて「もう知らん、帰る!」って友人が激怒して帰ってしまったことがあるんですよ。。。懐かしい。その時の失敗だんです。
友人を怒らせてしまい、追いかけても対話にならず、その後は音信不能という…友達一人失ったほどの出来事です。残ったメンバは「なんで怒ったんだ?」とクエスチョンマーク。そこまで露骨に突っ込んだ話はしてなかったつもり。でも、露骨かどうかではないんでしょうね。
激怒の原因は、お金と宗教観か。。。
残ったメンバでは、当然『何が彼の逆鱗に触れたか』を考え始めます。酒も回っててロクな事は思いつきませんが。
機嫌を損ねたのは以下二つだと推測。
- 投資の話
- 事故の話
もちろん話の流れもあるけど、よくよく考えると話題で避けるべき「正宗の皿」を誘発する話題だった。
親しき中でも「正宗の皿」は避けろ!
改めて話題で避けるべき「正宗の皿」。
政宗の皿
既に序盤で解説済みですが、避けるべき話題4台タブーのキーワードの頭文字です。下記になります。
政:政治
宗:宗教
の:野球
皿:サラリー(給与)
この「正宗の皿」と「友人の激怒」。関連を今更振返ってみる。(今更振り返ったところで彼と連絡が取れるわけじゃないけど…)
怒らせた話題
何が逆鱗に触れたかを振り返る。
- 投資の話
- 事故の話
投資の話
単に投資の話なら「正宗の皿」のうち「サラリー」は出ないというのは、それは甘い。
「株式投資」「マンション投資」といった話題になると、どうしても金銭的に生活余力話や、融資枠の話になったりする。融資枠は年収に触れるのだ。どんなにオブラートに包んでもサラリーの話になる。
ドップリ投資している人の話に、少し興味を持って乗っかった私。話が展開しそうな状況のなか、彼は、「そういう話はしない」「金の話はダメ」「やめてくれ」と。
この話題中、彼はずっと嫌悪感を口にしていた。
ちなみに、彼が一番サラリーもらえる企業・地位だったな。一部上場のそれなりの役職です。
嫌悪感が募ったのでしょう、しかし友人が集まる場でのあまりに不器用なシャットアウトの仕方に場は冷めるし、逆に心配…よほど嫌だったのでしょう。そういう話題をしてしまった方が悪いのだから反省しかない。
事故の話
金の話題はまあ、ほどほどに別の話題にうつり、何のストレスもなく盛り上がる。今度は通勤の話。車通勤者が2人いて、車事故の話になったんだね。トドメはこっち。事故の話でなぜ?という感じだが、、、私の想像はこうだ。
- 彼は車業界の会社員であり、
- 業界にとって車事故といえば死亡事故を連想してしまった
そして「死」の話までくると、まさに宗教観まで話は広がる可能性がある。彼の脳内ではそこまで連想が膨らんでいたのかもしれません。あるいは何か車事故に関連する嫌な経験を持っていたのか。
流れをまとめると?
つまり彼の感情の流れはこんな感じか?
- 「正宗の皿」につながる可能性の話題が出た時点で嫌悪感を示し、
- 話が発展する前に火消しをしたく
- 感情的にやめろ、聴きたくないと訴えるも、
- 酔っ払いどもが話を聞いてくれず、
- 「怒り」爆発し、「激怒して帰る」
うーん、もっと気を使うべきだった。感情的になると人は止まらないですね。
感情的に怒るのは誰トクだったんだ!?
一方で彼の感情爆発には正直驚いた。話題のシャットアウトの仕方は少々異様だった気もする。過去に嫌なことでもあったのかもしれない。そこまで察することができず、周囲の人間としてデリカシーがなく配慮に欠けていた。
一方、いくらなんでも、彼は感情的になりすぎたかもしれない。周囲にはそう見えた。感情に流され 聞く耳もたず。いき過ぎた感情はもうコントロール不能になってしまいました。
人とうまく関係を保つには、相手のことを受け入れる部分も必要です。受け入れるとは、同意ということではなく対話のこと。感情的になっても誰も得はしない。
対話も成立しなくなってしまい誰も得なかったというのは悲しい。
失ったものはあるけど得られたものはあると考えたい。
- 帰った友人は、友人を失い、嫌な話題からの解放を得た。
- 残った我々は、友人を失い、反省を得た。
怒りのコントロール向けの参考書籍
感情が暴走し、周りから「度量が狭い」と思われるのは勿体ない。感情的な部分が度量の狭さを助長する。タブー話を安易に出すのはよくない。しかしタブー話が出たときに、冷静に対処できるスマートな人間になりたい。
なぜ、「怒る」のをやめられないのか 「怒り恐怖症」と受動的攻撃 (光文社新書)
まとめ:
親しき仲であれ「正宗の皿」は避けた方がよいです。まさか学生時代から毎年あってた友人を失うことになるなんて思わなかった。絶対気を付けよう
それにつながる話も忌み嫌われる。友達を失いかねないのだからね。気を付けた方がいいよ。
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